こころのものさし 

ミキファニット ケセラみき  

2007年03月31日 08:02

こどもと接する仕事をしていると いろんな親と会う。


価値観とは こころのものさし


人によって その長さも形もちがう


ひとつのものさしで図っていくと そのものさしになっていくのだろうな・・


自分自身


自分のものさしだけに固まらず いろんな人とお会いしていきたい





国立歴史民俗博物館の高橋敏教授の考えにと新現役の会会長古賀さんのお話に


とても感銘うけた。


 江戸時代 子どもの周囲には、さまざまな「親」が登場した。


 出産のとき、赤ん坊を取り上げる産婆が「取り上げ親」。名前を付ける人


 を「名付け親」と言った。赤ん坊にはまず他人の乳を飲ませる風習があり、


 それを「乳(ち)親」「乳付け親」などと称した。


 初めて帯をする祝いの儀式では、「帯親」がいたし、男児の元服のときに


 は、烏帽子(えぼし)をかぶせる「烏帽子親」「元服親」がいた。女性が


 初めてお歯黒をすれば、これを行う人を「お歯黒親」「鉄漿(かね)親」


 と言った。結婚の仲人は、「仲人親」「盃(さかずき)親」だった。





 「親」があちこちにいた。





 「『仮親』と言いますが、あえて擬制的な親子関係をつくるのは、子ども


 を守るためですよ。長い人生で、数々の困難や苦労に遭遇したとき、本当


 の親以外にも相談相手になってくれる『親』がいたわけですね。家族だけ


 でなく、共同体で子どもを育てる意識があったのです」と高橋教授は強調


 する。


 底知れぬ古人の知恵を見る思いがする。確かに複数の「仮親」の存在は、


 一人の人間にとって、相談相手にも、支援者にもなったはずである。成長


 を見守り続ける、よき理解者でもあったに違いない。





今日は 年度最後の子育て支援の仕事 こころこめてがんばろう